Mr. Unknown
 あの時、線路には大木の丸太が置かれて列車の進路を塞いでいたんです。


 誰もが悲鳴を上げましたね。


 待ち伏せしていたのがインディアンならまだしも、

 最低なアウトローだったんです。



 彼等は自分達を「タイタンズ」と呼んでいました。


 彼等は野蛮で、無節操、歯は黄色く、悪臭の塊の様な男達で有名でした。


 彼等が言うんです。



 全員荷物を全て出せってね。




 ね?

 全部ですよ?全部?


 最低でしょ?

 
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