Mr. Unknown
 男は地面を這う様に身を出し、

 瞬時に近付くタイタンズの足を撃ち抜きました。


 するとさっと身を引き、

 敵の応戦する銃弾は空を切って木の床を砕いたんです。


 また即座に逆方向へ、

 今度は座席から頭を出して奴らを倒したんです。


 私は彼に注意がいっているだろうと果敢に身を晒し、

 奴らの一人をやっつけたんです。


 また隠れた私は焦ってクロックから奪ったショットガンの弾を込めるのに必死になっていました。



 焦れば、焦る程うまくいかない。


 頭上にはタイタンズの罵倒が飛び交っていました。



 でもそれがあいつらには不運でした。


 男はその声のするほうに向け銃だけを出して撃ったのです。


 次第に男達の声は止み、

 逃げ出す足音だけが聞こえた私は弾をバラバラと落とし男をみやりました。


 彼はそんな私を笑っていました。


 私から弾を込めたショットガンを受け取ると今度は窓に張り付いたんです。



 そう、戦いはまだ終わっていなかったんです。 
 
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