手の届かないキミと
本当に好きな人。
あの休み時間から、
私はまるで無いもののようにみんな見る。
でもときどき、私のほうを見て
こそっと何かを言われているのがわかる。
いなくなってもわからない存在だって
嘆いてたあの頃のほうがよかった。
誰にも干渉されないけど、私にとって悪いことは何もなかった。
みんな、私のことを知らないし、私もみんなのことを知らないっていうだけで…
少し慣れあったためか、いまの私には
うわさばかりがくっついて歩く。