手の届かないキミと
「ごめん、おまたせ」とリョウさんが持ってきてくれたのは、
ハルくんにはコーラで、私にはイチゴのかき氷。
「まだ朝はやいし、ちょっと冷たいかな?」
「いえ、そんなことないです!ありがとうございます…」
かき氷はふわっふわで、口に入れるとすぐに溶ける。
まるで、どこかのかき氷専門店のようなレベルのかき氷だ。
「とってもおいいしいです」
「なら、よかった」
リョウさんは練乳を持ってきて、かき氷の上にかけながら話してくれた。