眼鏡男子の脳内デフラグ
おかしな子だな
先ほどの登録用紙をファイルに綴じる
…松井桜子
あまり、本を読むようなタイプには見えないが
わざわざ、来るくらいだからな
人は見かけによらないということか
この図書室は遠い場所にあるから不便極まりない
でも、遠くても通うだけのものがある
この膨大な本の量
それだけで、この学校に入学した価値はある
この世の中に面白くない本は存在しないという
なぜなら、その本が面白いかどうかなんて読み手によるからだ
人によって感想は違う
だから、面白くない本などないのだそうだ
さて、続きを読もう