眼鏡男子の脳内デフラグ

――

チラッと時計を確認

「昼休憩しましょう」

「やったーお弁当だ!」


弁当?

「弁当持参ですか?」

「そうだよ」

ふーん


「じゃ、僕は買いに行ってきますので留守番頼みます」

「ええっ!?持ってきてないの?」


「はい。どこかで食事してもよかったのですが、
弁当持参のようなので、買ってきます」

「もー!!そういう事は教えてよ!!」


……あれ?


「伝えていませんでしたか?」

「聞いてないよっ」


「それは失礼しました」


すると彼女は
「連絡くれたっていいのに」と口を膨らませながら言った


「連絡先を存じ上げません」

「~~ーちょっと、スマホ貸して」

え?

「出して!!」

「はい」とスマートフォンを渡した


……………

「はい。登録したから」

「…恐ろしく速いですね」


「イマドキの女子高生をなめんなよー?」

なるほど



しかし

「スマートフォンは扱えるのにパソコンは苦手ですよね?」

「ま、まあね…」


不思議だ
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