眼鏡男子の脳内デフラグ
そして、きっかり30分後に作成した書類を渡した
「どうぞ」
「えー秋山くんてば、もう作ったの?早くない?」
「たまたまです」
「本日の作業はこれで終了ですか?
終了ならば部屋に鍵をしめますが」
「うん!ありがとー」
「いいえ。同じクラスですから、協力します」
「じゃあね、野口くんバイバイ。また明日ね」
「……ああ」
やれやれ
野口は不服そうに出て行ったが
1時間以上も2人にしてあげたのだから、逆に感謝してほしいくらいだ
このままログアウトしませんかね
「松井さん」
「なに?」
彼女の頬を両手で挟んだ
「へ?」
「明日からはクラスの方との作業で間違いないですね?」
「え?うん」
よし。とりあえず今後2人だけになることは避けた
「僕は図書室にいますから、何かあったら必ず言いに来なさい」
「?」
「分かりました?」
「う、うん」
本当に理解してるのか?
危なっかしい