眼鏡男子の脳内デフラグ
よし
「はい」とCDを渡した
「?」
「ココに皆さんのリクエストの曲が全て入ってます」
「すごーい!ありがと。タダで出来たーー!」
「松井さんはスマートフォンの充電のケーブルは持ってますか?」
「えっと、ちょっと待ってね」
ゴソゴソとバッグから出てきた
「これかな?」
「それですね」
スマートフォンとパソコンをケーブルで繋いだ
「これは何?」
「同期してるんです」
「んん?」
「同じ情報を共有してるんです。繋げたんです」
「へえ」
「じゃあ、これは?」と彼女は僕の手を掴んだ
「同期した?」
うーん……
「惜しいですね」
「えっ!?違う?」
「ほら、皆さんが待ってるんのではないですか?文化祭委員さん」
「あ、そうだった」
扉の所まで駆けて行き
「あとでね!!」と言ったので
微笑ましくなった