眼鏡男子の脳内デフラグ
そうさ
知っているさ
僕は走れない
いつも見てるだけ
そんなの嫌というくらい分かってる
どんなに羨ましかったか
どんなに憧れたか
どんなに悔しかったか
二度とそんな思いはしたくないから
だから、捨てた
希望に関する感情は全て捨てた
諦めたし
慣れようとした
そうやって生きてきたんだ
でも、あなただけは諦める訳にはいきません
既に脳内は壊れ、電源も切れました
あなたが走ってしまえば僕は捕まえることはできない
決して追いつくことはない
どうすれば、捕まえられる?
どうすれば、分かち合えますか?
そんなの決まってる
ーーー復元します