コンビニ砦の戦い(仮題)
渡辺弘は近くで農業をしていて頭は禿げていたし細身だったが、日焼けした身体はじいさんと呼ぶには早いのかも知れない。
歳は確か六十代の半ばのはずだった。
奥さんに先立たれ今は規模を小さくして農業をしていた。
山本とは旧知の仲のようだ。
「じいさんは、じいさんだよ。仕方ないだろう。歳は皆平等に取るんだからな。」
渡辺はそれを聞くと笑った。
これが今回コンビニに残った七人だった。
あ!僕の名前は、内田健二だ。
このコンビニの店員だ。