コンビニ砦の戦い(仮題)
次の日何時ものように準備と訓練をしてるとこと美ちゃんが叫んだ。
「山に何人か居るよ!」
そう言った瞬間にあちこちに矢が飛んできた。
樋口さんはギリギリで矢を避けた。
後の人間も近くに矢が降っていた。
皆が塹壕に戻り防具を着けた。
こと美ちゃんが東の山に何人か見えたと塹壕から叫んだ。
山本さんが、今宮君に向かって指示をした。
「陽動作戦かも知れない。偵察だけ行ってくれ!」
今宮君は完全武装で塹壕を出ると走った。
今宮君を狙って矢が降ったが早すぎて当たらなかった。
林の奥に向かって行く今宮君を皆が塹壕から見ていた。
「あー!反対の山にも沢山出てきた!!」
こと美ちゃんが叫んだ。
今宮君が、走った方向の反対側に何処に隠れて居たのかかなりの人数が、突然現れた。
「今宮君引き返せ!本隊は反対だ!!」
山本さんはそう言うと反対の方向に向かって矢を放ち出した。
「内田君は今宮君フォローしろ!後は俺の方に付け!!」
皆が完全武装で塹壕出ると山本さんが、撃ってる方向に矢を放ち出した。
僕は走ってなるべく近くに行くと木に隠れながら今宮君が、追った方向に矢を放った。
数分もそうしてると今宮君が、走って山から降りてきた。
「こっちは五人でした。全員倒したけどおとりですね。向こうに行きましょう。」