コンビニ砦の戦い(仮題)
山本さん
四人でゆっくり歩きながら進んだ。
「なるべく体力は温存しよう。一人でもゲツジンを倒すぞ。」
山本さんがそう言った。さっきとは違い戦闘モードになっていた。
四人でゆっくり歩きながら進んだ。
天気が良くて空が青かった。
僕は気分が何だか良かった。
コンビニで偶然出会ったメンバーとここまでやれて来た事が嬉しく思えたのだ。
山本さんが来たぞ!!と言った。
見ると沢山の矢が放たれていた。
僕達は歩きながらも何時でも隠れられる木岩などを確認していたからそれぞれが急いで隠れた。
ゲツジンは僕達を狙い撃ちにしてるようだ。
「二組に分かれるか。狙われてるからその方が良いだろう。
俺と内田君、今宮君と木本さんで別れよう。
挟み撃ちするようにゲツジンの所へ行こう。」
山本さんがそう言うと今宮君も木本さんも頷いて林の中にゆっくり消えて行った。
僕達も反対の林の中に入っていった。
人が一人通るのがやっとのような所を山本さんを先頭に歩いた。
ゲツジンからは見えにくいだろうと思われたが、ゲツジンは反対の方向に大量の矢を放っていった。
僕は今宮君と木本さんを心配して山本さんに大丈夫ですかねと聞いたが、山本さんは今宮君が陽動作戦してるのかもと答えた。
「今宮君が一番ゲツジンの本隊に近付いているし戦さ上手だから大丈夫だろう。」