コンビニ砦の戦い(仮題)

「こないだ叩きに来たけど何とか持ちこたえたよ。犠牲は沢山出たけどね。私達の所が西日本では一番大きいらしくて今は四千五百人程要るよ。


こないだの戦いで二千人近く死んじゃたけどね。

ところで、あなたは異人種でしょ?

私自分以外で初めて会ったよ。」


「異人種?それってゲツジンに身体能力だけを上げられたって事かな?それにしてもそんな街があるなんて助かりましたね。」


「この人達には助かったかも知れないけどあなたにはどうだかよ。

そうよ。私も問題があって身体能力だけを上げられたのよ。名前を言ってなかったね。中井サクラよ。」


「僕は今宮勇でこの人が内田健二さんだよ。」


バイクの音や車の音が下の方でした。


「遅いな。何人も連れて来ても大して役に立たないよ。」


「君達の所から応援に来てくれたんだね。何人位なの?それと救護班とか医者は居るの?」


「三百人来るはずよ。救護班も医者も来るよ。怪我人が居るの?」



僕は少女を山本さんと木本さんの所に連れていきまだ車に一人重傷な人が居ると話した。


「この大きな人は特にやばそうね。今宮君手伝って運ぶから。

車の場所も教えて。内田さんはゆっくり気をつけながら戻って。後はうちの連中がやるよ。」


「ありがとう。ところで君は幾つなんだ?」


今宮君と少女中井サクラは既に山本さんと木本さんを担いで走っていた。


「十九よ!!」


少女が叫んだ。







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