コンビニ砦の戦い(仮題)
街では、僕達は有名なようであちこちで歓迎された。
あれだけのゲツジンと弓矢で戦った英雄としてだ。
しかし、一部には反発も有るようでパン屋の中年の店主に人が増えるのはごめんだよ。出ていかないかと面と向かって言われたりもした。
樋口さんは、歓迎する人も居れば嫌がる人間も居てもおかしくないから気にしないのと言っていた。
そういう時に井上ちゃんと木本さんが、病室を訪れた。
井上ちゃんも面会出来ない状態だったし木本さんもだったから嬉しくて皆で喜んだ。
しかし、木本さんの口から意外な事を聞いて驚いた。
「井上ちゃんは、どうだったの?反抗的な態度を取ってしまったのかな?
私はついつい山本さんに会わせてくれと頼んだら会えないの一点張りだから頭に来て反抗的な態度を取ってしまったんですよ。
だって、面会謝絶たってあの山本さんですよ。
少し位なら会えますよ。それが会えないだけしか言われないからね。
結局今は従順な振りをしたらこうして皆さんには会えるようになりましたよ。山本さんには会えないんですけどね。
不謹慎ですが、死にかけてるとかなら逆に呼ばれるでしょ。山本さん何か問題でも起こしたんですか?」
「木本さん私も同じようなものよ。
反抗的だからしばらく誰とも会わせないだった。
今は演技して何とかこうして会えたのよ。山本さんは危険人物なんだって。
だから見張りを付けられてるそうよ。」
僕達の再会の喜びは一気に吹っ飛んだ。