コンビニ砦の戦い(仮題)
ここは、不満分子にはこういう事をするのかと驚いたし怒りも沸いた。
今宮君、中井サクラさん、山本さん、今回の戦闘での最高の功労者と言っても良い三人がこんな状態とは信じられなかった。
中井サクラさんが、自分自身や今宮君を異人種と言っていたのを思い出す。
「とにかく、山本さんを助けようよ。」
井上ちゃんが、そう言った。
井上ちゃんは、すっかり血色も良くなり一時かなり痩せたのが少しふっくらしていた。
あんなに血を出してたのが嘘のようだった。
「いや、助け出しても山本さんが嘘でも変わったふりをしないと元に戻されますよ。説得しましょう。」
木本さんが、そう助言すると井上ちゃんも樋口さんも納得したように頷く。
こと美ちゃんが樋口さんを指差して説得しましょうと言う。
「私がするの?皆ででしょ?」
樋口さんは慌てたように皆の顔を見た。
「そりゃ皆で協力しますが、樋口さんが、肝心な所はお願いします。」
井上ちゃんが真面目な顔をして言う。
僕は井上ちゃんを久しぶりに見て綺麗に身体も洗って薄くメイクもしてるのを見ているとムラムラし始めた。
こんな時に男は参るなと思いながらもそうだと閃いた。
「樋口さん色仕掛けですよ。言う事を聞いたら嘘で良いから樋口さんが、何かをしてあげるとかどうですか?」
樋口さんが、僕の股間を蹴り上げた。