コンビニ砦の戦い(仮題)
小柄な男が嬉しそうに笑った。
「貴方は正直な人ですね。駆け引きをしないし今宮君と中井サクラさんを助けるのは自分達だけでも大丈夫だと思ってますね。」
山本さんも笑いながら答えた。
「そこまで極端には思わないが、協力者が居ないと駄目だとまでは思わないよ。」
その時壁がドンと音がした。
見ると何かで壁を怖そうとしてるようだった。
入り口も大きな音がして開けられようとしていた。
「逃げましょう。ここがばれたようです。また会いましょう。」
最初から部屋に居た二人は窓を開けると躊躇せずに飛んだ。
中井俊男が続きましょうと僕達に言い窓の所まで行った。
山本さんが、先に飛んだ。
下に古いベットが置いてあり最初から逃げられるようにしてあった。
僕も中井俊男も古いベットに向かって飛んだ。
路地に降りると散らばって逃げましょうと中井俊男が言ったので僕と山本さんは細い路地に逃げた。
しばらく逃げると大きな通りに出た。
もう大丈夫だろうと二人で歩いていると違う路地から三人の男が出て来て居たぞ!!と叫んだ。
山本さんは逃げずに走って近付いて行った。
相手もまさか逆に近付いて来られるとは予想をしてなかったようで慌てている。
山本さんは一人を殴るともう一人を蹴り飛ばした。
更に最後の一人が拳銃を取り出そうとするのをタックルして防いだ。