コンビニ砦の戦い(仮題)
僕も山本さんが、まさか逆に近付くとは思ってなかったが追い付きまだ起き上がろうとする二人を蹴ったり殴ったりした。
山本さんはタックルした相手に馬乗りになると拳銃を取り上げて相手に向けていた。
「ここであった事を言うなよ。免許証か何かを出せ。」
山本さんがそう言うと相手は尻のポケットから財布を出した。
免許証と僕達も持っているここでのパスを取り上げた。
パスには住所が書かれていた。
「誰かに言ったらお前の家までいくからな。」
そう言うと山本さんは相手を逃がしてやった。
残りの二人も慌てて立ち上がると逃げ出した。
「彼等は無事に逃げられたのだろうな。しかし、ここの委員長とやらに会いたいな。」
山本さんはそう言うと拳銃の弾丸を調べると僕に渡した。
「撃ち方は後で教えてやるよ。持ってて損はない。
ややこしい街だか今宮君と中井サクラさんの様子だけでも見に行こう。」
そう言うと僕に拳銃を渡した。
僕達が様子は見てると言ったが、俺は見てないと突き放された。
病院に戻ると山本さんが、今晩にでも今宮君と中井サクラさんの様子を見に行き場合によっては救出すると言い出した。
皆が反対したが山本さんは頑なに俺は行くと言って聞かなかった。
樋口さんが諦めたように首を振りながらアクションを起こさないといけないのかもねと呟いた。