コンビニ砦の戦い(仮題)

確かに見えた三人はどれも僕より若いようだった。


若者が今回の事で暴走しているのだろうか?



しかし、弓は本気で僕達を狙っていたように思う。


同じ生き残り同士にそこまでするのだろうか?


それに、こっちにはこと美ちゃんと言う中学生まで居るのだ。



山本さんを怪しい奴と見たなら分かるが、こと美ちゃんも含め全員を狙っていたように思うと単純な話しでは無いのかも知れない。



コンビニが見えて来た。


駐車してコンビニの中に入ろうとするとロックされていて扉をガンガン叩いた。


ここの、コンビニは自動ドアでは無くて普通の扉になっていたので内側から簡単にロックが出来た。


「さすが、渡辺じいさんやるな。」



山本さんが扉を叩きながら感心したように言った。


コンビニの駐車場の隅の方には焚き火に使う木切れや草などが積まれている。


短い間に渡辺さんが、あの二人を使って準備したのだろう。

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