コンビニ砦の戦い(仮題)
疲弊と争い
僕達はそれから十日間見張りをして昼間はコンビニの補強をしたり武器を作ったりした。
武器と言っても向こうが襲って来た時の為に木を切りこん棒にしただけだった。
パチンコ用の石は大量に用意され女性用のパチンコも作られ予備も準備した。
十日も経つとコンビニ内の食料にも先が見えてきた為に一日二食として渡辺さんが、細かく管理をしていた。
昼間は暑くて昼寝もしたが、皆の疲労は溜まっていたし、ストレスの捌け口がないためにイライラしているのも分かった。
冷静なのは渡辺さん、山本さん、樋口さんで後の四人は少しずつ冷静さを失いつつあった。
こと美ちゃんは急に泣いたりしたが、常に樋口さんが優しくフォローしていて何とか自分自身を保っている感じだった。
僕は冷静さを失いつつある中の一人だった。
山本さんはそういう姿を見ると笑いながら山に行けと言った。
手を上下させて笑っていた。川を渡った山で自慰行為をして来いと言う意味だ。
僕は、山本さんに言われなくてもそれを行っていた。
樋口さんを想像してそれをしていたのだ。