コンビニ砦の戦い(仮題)
荷物を回収出来るか?
僕はこの手柄を自分の物にする気等無かったので正直に話した。
山本さんは、井上ちゃんにニコリと笑いかけた。
「よし、とにかく行ける所まで行くぞ。」
山本さんは、そう言うと樋口さんと三川君とこと美ちゃんにここに残るように言う。
樋口さんに見張りは三川君と交代で一人で行うように言いもしも事が起こればとにかく裏山に逃げろと話した。
「やだ!私も行きたい。子供扱いばかりだもん。」
こと美ちゃんが、珍しくそう言った。
「子供扱いはしてない。しかし、まだ若すぎるし女の子だ。
それにここに居てもやる事は沢山あるよ。」
「それが子供扱いな気がするな。それなら樋口さん三川さんが交代で見張りはするなら私もする。
私を見張りから外してるのが子供扱いでしょう。」
山本さんは笑いながら見張りはしてくれ悪かったと謝った。
それなら良しだよとこと美が答えたので皆が微笑む。
こと美ちゃんには、こと美の主張があって当たり前だなと僕は思った。