コンビニ砦の戦い(仮題)
「それでその業務用トラックには、具体的に何が載ってるんだ?」
山本さんが水を飲みながら聞いた。
「何って言われても色々ですね。少なくても週に三度は来ますからね。食べ物、雑誌、雑貨などですね。」
「だけど、どのくらい行けばそのトラックを見つけられるかは、分からないし見つけられない可能性もたかいです。」
井上ちゃんが僕に続いて話した。
「そうだな、しかし、このままだといずれ食糧は無くなる。とにかく賭けてみる価値はあるよな。」
「それと、川に魚が少ないけど居ますね。
種類とか食べられるのかは分からないけど食べられるなら釣ってでも食べたら食糧の足しになりますね。」
井上ちゃんが、付け足した。
確かに少ないが何度か魚を見かけた。
それを釣って食べる事には頭が回らなかったが。
「俺も詳しくないが多分ウグイとかじゃないかな?釣って焼いて食べてみるか?」
山本さんがそう答えながらショートピースに火をつけて旨そうに吸った。