1年恋愛
「そういえばさ~、優太ってバスケうまいよね?いつからやってんの?」

「ん~?小3の頃小学校であったミニバスケクラブみたいのに所属しててさ。それから今までずーっとバスケ部。」

長っっっっっっっ!!!!

「へ・・・へぇ~、じゃあ大学でもやるんだ?」

「ん~つーかプロ目指してる。」

「えっ?!それってすごいよ!!がんばって!私応援してる!」

「おうっ!サンキューなっ!」

そこで別れ道に辿りついてしまった。

「じゃっ、またあし・・「まって!!」」

「・・・?」

「ずっと言いたい事があったの・・・。」

「なに?」

「私ね・・・その・・・・一目惚れ・・「おー優太ー!と蜜柑ちゃん!」」

あ・・・・。
陽君・・・何でこんなところに。
今日はマリアとデートのはずでしょう・・・?

「陽君。こんばんは~」

「おう、こんばんは~!昨日大丈夫だったか?」

ほっぺのことは知らないみたい。今も暗くて見えないしね。

「うん、大丈夫!マリア、大丈夫だった?」

「んー・・・まあショックは受けてたけど蜜柑ちゃんがいればいいって意地張ってたよ。」

そう言って幸せそうに笑った。
そして優太と少し話してからどこかへ行った。

「あれ?で、神崎の言いたい事って??」

「あっ・・・ううん!いいや!」

「でも一目惚れがどうとかって・・・」

「なんでもないからっ!ほら、遅くなっちゃうよ!」

「おうっ!だな!あとさ、一目惚れって軽いイメージで見られがちだけどさ、俺はロマンチックで素敵だなって思うっっ!」

ドキッ

「な・・・何言ってんの?!良くそんな恥ずかしいこと言えたね!」

「おう!すっげー恥ずかしい!」

「あははっ!ばかじゃん?!ばいばーい!」

「じゃーなっ!」

そっか~うれしいな~♪
一目惚れっておかしくないんだよね?


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