僕の高校ライフ事情
第一章
「雨宮君!! ぜひバスケットボール部に入らないか!?」
7月の暑い日差しが照りつける今日。
「遠慮します!! てかいい加減諦めろよ!!」
俺、雨宮陽希は逃げていた。
熱血部長から。
「なぜだ!? 雨宮君の才能は普通じゃない!! 普通じゃないぞ!!」
俺がまるで異常みたいな言い方をしないでほしい。
なぜこんな状況にあるか。
それは数時間前に遡る。
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