エージェント Ⅱ




耳をすませば聞こえてくる騒ぎの音が、だんだん小さくなっていく。




「宮前、ここか?」



ドアが開き、入ってきたのは、薄ピンク色の髪の毛の男。



「長すぎちゃうか?こんなしょーもない弱いとこに、ナメられたもんやな」

「サボってるお前には言われたくねぇよ」

「ほんで、どないなっとるん」

「話そらすなし…。とりあえずもう終わる。後は警察に頼む」

「そんなら、その前に、俺の用も片付けておかんとなあ」

「何するつもりだ?」



薄ピンク色の髪の毛の男の人と会話をする、星矢さん。




「東都…第一…」



星矢さんに怯えていたシンヤの彼女が声を発する。





"東都第一"

そこって、シンヤが狙っていたところだよね?




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