エージェント Ⅱ
あたしは大きく頷くと、星矢さんは用件が済んだのか、着替えを持ってシャワールームへ。
「こ、怖かった…」
星矢さんって、やっぱり怖い人。
あの人に逆らっちゃいけない。
あたしはとんでもなく、危ない場所にきたんた。
「どうしようっ…」
足の力が抜けて、そのまましゃがみ込む。
星矢さん怖かったし、そんな星矢さんになんて上から目線なこと言ってしまったんだと、頭を抱える。
どうしようどうしようと、ブツブツ喋っていたら、シャワールームの扉が開く音。
「美園ちゃん、何やってるん?」
「せ、星矢さんっ」
「やっぱ美園ちゃんっておもろいなぁ。あんなん脅しのうちに入らんで」
「ええっ」