エージェント Ⅱ
ビクビクしつつも、ベッドなど大きなものだけ置いてもらって、あとは自分ですると言って、出て行ってもらった。
「ふぅ…」
慣れない人たちといるとビクビクする。
でもあとは自分でできることばかりだし、コツコツとやっていこう…。
殺風景だった星矢さんの部屋に荷物が増えていく。
とても申し訳ない。
「なんつー、しけた顔してるんや」
「…っ!?」
床に座って、下を向いていたら、目の前に現れた星矢さん。
思わず後ろへ反り返った。
「び、びっくりした…」
「美園ちゃん、俺が入ってきたの気づかんし、なんか考え込んでるし、ぎょーさん荷物増えてるし」
部屋を見渡す星矢さん。
まだ片付け終わってないっ…!