エージェント Ⅱ
「まあ、片付けは後にしておいて、溜まり場行こうか。携帯は電源切ったままやろ?」
「あ、はい」
「あとで弄らせてもらうで」
「あの…」
「まだなんかあるんか?」
「星矢さん、頬っぺた赤いですけど…」
「ーーーこれは気にせんとって」
……謎だ。
ーーーー……
昨日と同じようなに星矢さんのバイクに跨り、溜まり場といわれる工場跡地に向かう。
そこに着いたら、たくさんのバイクがすでに並べてあった。
「セーヤさん、こんにちはっ!」
「おお、みんな来とったな。この子が昨日言ってた奴や、よろしゅうな」
「わかりましたっ!」
星矢さんに次々とカラフルな頭を下げる、いかにも不良な人たち。
星矢さん、やっぱり総長なのか…。