エージェント Ⅱ




部屋の中はパソコン数台と、たくさんモニター。



モニタールームみたいなお部屋だ。




「じゃ、開きます」



携帯をセットすると、電源が入る。





「…っ…!?」



モニターに映し出される画面を見て、立ちくらみしそう。




「タチの悪い男たちやなぁ」

「こりゃ相当なものだな」

「ドン引きレベルっすね」




あたしが居なくなったと気付いてからのメールと電話の量は3桁を超えていた。


異常なまでの数。



「とりあえず逆探知されないようにしてますね」

「ああ、頼むわ」

「この携帯、とりあえずGPSはオフしてるから場所は特定されないでしょうけど、使わない方が得策だと思いますよ」

「そうやろとは思ったわ。あとは頼むでテツマ」

「はい」



< 43 / 178 >

この作品をシェア

pagetop