地球最後の日,君を愛そう
「だから、俺のエゴみたいな感じだし。気にくわないならそれでいい。だけど…………」


見つめる瞳は真っ直ぐで………



「俺は平崎を救いたい。」



私を縛り付けるよう……。



「………………私を助けたい?……」

ふっと鼻で笑う。

「辞めてよ。私に関わらないで。」



私に優しくしないで………。
よけい悲しくなるじゃないっ…………。



陸也に背を向ける。


陸也の視線が……痛い。



「あんたみたいなの、一番嫌い」




私は振り向かずに走りだした。
< 15 / 39 >

この作品をシェア

pagetop