地球最後の日,君を愛そう
いいんだ今更。



私はこのままで。



呪われた子供に優しさや愛なんていらない。


誰とも目をあわせなければいい。



ただ孤独に生きて、孤独に死ぬんだ。



私は母を憎んでる。



なんで私なんか産んだの?



汚い子なんだから最初から産まなければよかったのに……。



無我夢中で走った。



辿りついたのは小さな公園。



誰もいない公園は私に安心感を与える。



滑り台の下の小さな洞窟みたいな所に、まるまって座った。



「……………汚い子なんだよ、私は…………」



汚れてやるよ。



心も体も全て。






結局その日は学校に行かなかった。
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