地球最後の日,君を愛そう
「家に帰りたくないから、いろんな奴らとやって夜をすごしたっ………!金がない時はおやじから金をまきあげたりしたっ………!」



陸也は何も言わずに美華を見つづける。




「しかたないじゃない………?そうじゃないと生きていけないんだもの…………。ねぇ、そうでしょう………?」




陸也は寂しげに目を閉じた。





「なんとか言いなさいよっ………。ねぇ!!」



陸也の胸を掴む。




「偉そうな口聞いて、あんたに何がわかるって言うの?!私の事知りもしないくせにっ………!!」




陸也はうつ向いたまま顔をあげない。





ほら何も言えないじゃない。



私の事助けれないじゃん。
なにも………。




「私なんか生きてる理由も価値もない子供なのよっ………。」
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