地球最後の日,君を愛そう
「あっ!!平崎久しぶり!元気だった~??」




今一緒に来たのに、わざと聞こえるように大声で話す陸也。





余計なお節介よ。
どうせ、やっぱり私はいない方がクラスのためなんだから。







陸也をしかとして窓側にある自分の席に向かう。








その間もクラスの目線は私に集中している。





ヒソヒソ話す声が聞こえるけど、しかとした。







陸也はどんな顔してるだろう?






顔を見てないからわからない。






でもこうなる事を知ってて、私を連れてきたんだからさほど気にしてないだろう。






やっぱりね。





私はクラスに居ても孤独。






家と変わらない。





もう、いいんだよ………。






< 38 / 39 >

この作品をシェア

pagetop