知らない世界
俺はこいつを幹部室に連れていった。
ギィ……バタン
「おーおかえり!!」
『あぁ。』
「あれ?海斗その子は?」
「これは海斗が拾ってきた子だよ。
ねー海斗♪」
『あぁ。道端で倒れてた。』
「……今回の拾い物はすごいね……」
っと紹介が遅れたが、いま驚いているのが、夏生だ こいつも幹部だ。
男の癖に可愛いと言われている。
「……前はもっと……こう…猫とか………犬とか……」
こうつぶやいているのが、雷也だ。
無口で無愛想だが、人一倍優しい。
『どーでもいいだろ。
説明は翔太に任せる。』
「お、俺?……分かったよ。」
翔太が頷いたのを確認して部屋を出た