A voiceprint
5 そして時は流れゆき
今のところ黒川の穴埋めとしてnatuとkumiのプロデュースをしている良太はここ最近は本当にこの2人のプロデュースだけに徹している。
今までは黒川のアシスタントを雑用含めてやりながら、作曲や編曲の勉強、事務所の新人のこの研修、レッスンと多くのことを手がけていたが、黒川がいなくなった以上社長を除いては良太しかプロデューサーとしての腕を持っている人物はいなかった。
良太が電話に応対。他のスタッフも忙しそうに仕事している。
「はい、わかりました。じゃあ、10時で局入りと言うことでお願い致します。はい、はい。お願い致します。失礼します。」
電話を切り、スタッフに声をかける。
「明後日natu、10時にいつものラジオです。」
「はい、わかりました。」
「それから、発売日当日のシークレットライブの件、最終確認しといてくれますか?」
「はい。」
「それと、kumiも明後日レコーディングが10時入りだったな。僕が見るけどもう一人アシストいますか?」
「はい。マネージャーに任せてます。」
「じゃあ、大丈夫だ。僕は笹野さんと、園田製薬の社長とCMの話を兼ねて食事してくるから、宜しくお願いしますね。」
「お疲れ様です。」
そう言うと良太は事務所を出た。この目覚しい働きぶりに事務や営業の社員たちが良太の頑張りを認めていた。
「いつも鷲野君って大変よね。」
「今年はnatuもkumiも凄いことになってるからなぁ。でも本当はこれからだしな。」
「そうですね。私達も頑張らないと。」
「さぁ、仕事仕事。」
名プロデューサー黒川と看板歌姫yumikaがいなくなってパニックになった事務所も良太の頑張りが功を奏し確実に活気を取り戻していた。
今までは黒川のアシスタントを雑用含めてやりながら、作曲や編曲の勉強、事務所の新人のこの研修、レッスンと多くのことを手がけていたが、黒川がいなくなった以上社長を除いては良太しかプロデューサーとしての腕を持っている人物はいなかった。
良太が電話に応対。他のスタッフも忙しそうに仕事している。
「はい、わかりました。じゃあ、10時で局入りと言うことでお願い致します。はい、はい。お願い致します。失礼します。」
電話を切り、スタッフに声をかける。
「明後日natu、10時にいつものラジオです。」
「はい、わかりました。」
「それから、発売日当日のシークレットライブの件、最終確認しといてくれますか?」
「はい。」
「それと、kumiも明後日レコーディングが10時入りだったな。僕が見るけどもう一人アシストいますか?」
「はい。マネージャーに任せてます。」
「じゃあ、大丈夫だ。僕は笹野さんと、園田製薬の社長とCMの話を兼ねて食事してくるから、宜しくお願いしますね。」
「お疲れ様です。」
そう言うと良太は事務所を出た。この目覚しい働きぶりに事務や営業の社員たちが良太の頑張りを認めていた。
「いつも鷲野君って大変よね。」
「今年はnatuもkumiも凄いことになってるからなぁ。でも本当はこれからだしな。」
「そうですね。私達も頑張らないと。」
「さぁ、仕事仕事。」
名プロデューサー黒川と看板歌姫yumikaがいなくなってパニックになった事務所も良太の頑張りが功を奏し確実に活気を取り戻していた。