楓先輩大好きです!!!!!!

 そんな事思って歩いていると、友達と仲良く笑いながら話している……


 みずきがこちらに向かって歩いてくる。


 どうやら気づいていないようだ。


 なんならそのまま通り過ぎよう。


 って思った矢先、みずきがいきなり前を向いた。


 みずきは目を見開いて立ち止まった。


 最悪だ……。


 神様は意地悪だ。


 こんなときにばったり会わせるなんて……。


 俺は小さくため息をつきみずきに近づいた。


 みずきが少し後ずさったのがわかったが俺は表情を崩さず


 「……話あるから屋上いこ……」


 と言って屋上へ向かった。


 みずきがついてこなかったらなんてこと考えず無言で歩いた。


 みずき……




 来てくれるよな?
< 12 / 31 >

この作品をシェア

pagetop