楓先輩大好きです!!!!!!

 「……話あるから屋上いこ…」


 楓先輩はいつも通りの無表情で私に話しかける。

 
 無表情だから何を考えてるか全くわからない。


 昨日……

  
 あんなことされたのに……


 先輩についてく気?


 頭のなかで誰かが喋る。

  
 それは自分。


 でも……

  
 私は……
   

 ついてく。


 だって……
   

 気づいちゃったんだもん…
  
 
 私が先輩を好きになったことを。


 
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