楓先輩大好きです!!!!!!
         楓side


 俺の次の授業は理科だから、風真と一緒に三階の第三理科室に向かった。


 正直、行きたくなかった。


 第三理科室は……


 みずきのクラスの隣だから……。


 俺は風真に続き階段をのぼっていくと、


 一年の男子が大声で叫ぶ声が聞こえた。


 「そうだぜ!みずきと圭太屋上で抱き合ってたんだぜ!」


 ピキッ。


 背筋に冷たいものが流れるのがわかった。


 みずきと…圭太?


 「ちょ、楓…」


 風真の声を無視して廊下を曲がると、大声で叫ぶ女子と耳を塞いでいるみずき。


 そして逆側に圭太の姿。


 女子たちは俺が来たことに気づきまた大声で叫ぶ。


 うるさい…


 それに反応したみずきがこちらを向く。


 みずきの目はとてもおびえてた。


 
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