楓先輩大好きです!!!!!!

 楓先輩だ……


 楓先輩は私と目が合うとすぐに逸らし階段を下りていった。


 追いかけなきゃっ──…。


 私の体がとっさに動いた。


 全力で楓先輩を追うが楓先輩は見つからない。


 もしかして…


 屋上?


 私は一気に階段を駆け上り、屋上のドアを思いっきり開けた。


 そこにはフェンスに寄りかかり顔をうずめている楓先輩がいた。


< 21 / 31 >

この作品をシェア

pagetop