【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
課長と同じようにkennyともメールをした。
Kennyとの方がメールではもっとラフだ。
懐かしい話が中心で今はその懐かしさをお互いに思い出している期間。
Kennyが私に逢ったことをご両親に伝え私も両親に伝えた。
どちらも
「How fortunate!」
そう言って喜んだ。
偶然の再会というのがまた私の初恋に淡い色をつけた。
それは課長がプレゼントをしてくれたものだ。
私のようにkennyがLizなんて叫んでいたはずがあるわけもなく
また笑い話ですませることなく心に留めてくれた。
もっともあれだけ聞いていたらイヤでも覚えたという方が正解かもしれない。
そして自分もkennyだから確かに気恥かしいはずだ。
だけど課長がkennyじゃないと私が理解した後も
話す事柄を覚えていてくれてそれを確かめてくれた。
しなくてもいい事なのに、ひとつひとつ確かめ
そしてkennyと私にサプライズをくれた。