【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「か…帰りますね。」
「あ…あぁ。送るよ」
私とkennyは懐かしさはあれど2人きりでする会話は
思い出話しの他にはまだそんなにない。
「タクシー拾うから大丈夫です」
「車で送るよ。いうことを聞いて」
「はい」
バッグを持ち
Kennyも車のキーを手にすると
玄関のドアを開けた。
マンション地下の駐車場を歩きピッという音の後で
Kennyが助手席のドアを開けてくれた。
静かに助手席に座りエンジンの音とともに駐車場から滑るように車が走り出した。