【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「あいつ誤解してねぇか?」
Kennyの言葉に俯き加減だった顔をあげ
「絶対してます」
何度も縦に首をふり続けた。
「遅いから車で送っていくっていう意味でしたよね?」
私が吹き出せば
懐かしいとさえ思えるkennyの笑顔で
「あぁ」と吹き出しその為にビールを我慢したと笑っていた。
「だから一刻も早く飲ませてあげようと帰るって言ったのよ」
「ひとり日本人に戻ってんのか?」
「ずるい」って言いながら私も吹き出した。