【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



カーテンから差し込む陽射しで目が覚めた。


ベッドサイドのスマホに手を伸ばし時刻を確認。


「8:00か。もうちょっと寝る?」


誰の許可もいらないけど何となく自分に問いかけてみた。



独り言を日本語で言うようになったのはここ最近。


最初はスイッチを入れたように意識して独り言を言ったりしてた。


みやちにブロンドの彼女が出来たら英語が上手になるななんて


昨日の会話を思い出して口元が緩む。


意味のわからない日本語は勉強にもなった。


同じ単語が不明で躓いたり聞いたこともない単語だったり


環境によって使われる言葉が多いから当然だ。


しかし日本語ってひらがなカタカナ漢字と話すよりも文字の方が複雑。


辞書をひきながらタイピングで変換しないと書けない自信がありすぎる。


電子辞書の有難みを痛感する会話だった。





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