【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
家族の中や親しい友人にも「I Love you.」と言うけれど
この時の私の言ったのはもっと深い意味だったんじゃないかと思う。
Kennyのはどうかわからないけど…。
車窓から私が小さくなっていく姿がうつり
Kennyの泣き顔とともに
「淋しいね」kennyのママの声
「可愛かったな」kennyのパパ声
「いつか迎えにいきたい」kenny
その後はパパとママの笑い声だった。
私は感動の映画を見たかのようにポロポロと泣いていて
「いや、浅木これじゃkennyってなるわな」
「惚れるわ」
突然後から聞こえてきた声に振り返ると
いつのまにか戻ってきていたフロアの先輩たちも一緒に後から見ていた。
気づかないほど見入っていたのかと思うと恥ずかしい。