【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
「人生終わったな」
部長の席から戻ったみやちがデスクにくっぷした。
「まじで異動?」
少し笑いがこみ上げてきた。
「あぁ」
「どこ?」
「企画部第2セクション」
みやちの手にある紙を奪い取ると確かにそう書かれていて
「地獄への道連れが出来た」
みやちが一緒でも地獄には変わりないが何だか可笑しくなった。
「選ばれた人間なんでしょ。喜べ」
「無理だ」
「生存確認しあえるから安心じゃん」
横から盛大な溜息が聞こえてきたけど
その気持ちはわかりすぎるぐらいわかる。