【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
実家と呼ばれるところへ戻ってきても友人がいるわけじゃなく
父や母の友人たちと話したり買い物へ行ったり食事をして過ごす。
ここからボストンへ行くのは簡単だ。
だけどやっぱりそれは出来なくて
帰りたいと思っていても訪れずに過ぎているのは
1人日本へ戻る淋しさをまた味わうからだ。
ママたちと会うのも同じ。
チケット代の事もあるけれど帰りの飛行機が私に1人だと告げるからだ。
何もない時間は少しばかりの私物のある部屋へ寝転がり
時間を潰した。