【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



目の前にはルビー色に輝くポートワイン


「か…課長」


「健人だ」


「健人…」


「理沙の憧れのシチュエーションなんだろ?」


確かに4人でカクテルを飲みながら意味を調べた。


「絶対これがいい。こんな告白映画の中のヒロインじゃなきゃないね」


そう言って笑った事は憶えている。


待て…。



これは、私の希望の為の演出に過ぎない?


ショーのひとつ?


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