【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
セキュリティーまでチェックしている課長に笑いながら
エレベーターで3Fに上がり他の人と絶対一緒に乗るなよって言葉には
「それ、アメリカでさんざん言われてたから」って吹き出した。
部屋のドアを開け足を踏み入れると締めきっていた室内は暑い。
すぐにエアコンのスイッチを入れ
奥の部屋のクローゼットを開けると大き目のTシャツとハーフパンツ
「着れると思うんだけど…良かったら着替えて」
手渡すと
「誰の?」
「私のだから」
その言葉に笑いながらゴムだからいけるかな。
クスクス笑う私を気にせず
課長は着替え始めた。
私ももう一度奥の部屋へ戻り着替えると課長の脱いだものをハンガーに掛けた。