【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
・・・Windy・・・
忙しいピークを過ぎれば束の間の休息。
少しずつ私とみやちもみんなと同じ業務に携わるようになってきた。
先輩たちにアドバイスをもらいながら必死だった。
チャンスは平等だという課長。
言葉の通り私やみやちも企画へ参加すると発言権が与えられた。
私の発想は、予想外で大胆だと良く笑われたりもした。
だけど、採用が決まれば自分で言いだしたことだと
出来る限りの事をした。
それでも、先輩達の仕事の早さと回転の良さには驚くばかりで
自分の予想以上のものが完成し驚きの溜息を零すばかり。
企画通りに流れ出しホッと一息つきながら
「うぉー身体動かしてぇな」
「スカッシュ行こうか」
生存確認が必要なほどハードな仕事でも
ひと山越えれば息を吹き返す。
健康維持の為に課長とわたし、そしてみやちもジムの会員となった。