【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
たまにある飲み会も時々は参加した。
課長との2人の時間はやっぱり欲しかったから断る事もあった。
部署で開かれるものは疑われないよう2人とも参加した。
だけど、リラックスして楽しめるかというとそうではない。
kennyの追及やアメリカでの恋愛についてとか
課長の恋人遍歴の話しとかそっとしておいて欲しい話しにもふれるからひやひやしてしまう。
「付き合ってる人いるんでしょ?」
毎度の私への質問攻撃には
ほんとに困る。
Kenny一筋と言ってもそれはそれで問題があり
いると言ってもいないと言っても問題がある。
「高身長にそのプロポーション…なのに何でbabyface?」
「付け間違いだろうよ」
「どっちかっていうと考え方とか行動が男っぽいよな?」
「アンバランスさが浅木の魅力だー」
褒めてるんだかけなされてるんだか、いや完全なる笑いものにする先輩の言葉と
よしよしといいながらハグされている私をみやちが爆笑。
課長まで笑ってるから思いっきり睨んだ。
だけどみやちの通訳がなくても、問題がないぐらい聞きとれて
会話が出来るようになった自分を誉めたくなった。
帰りも他の人もいるから電車の中から
「おやすみなさい」
駅から歩きながら課長と電話で笑い合う。