【完】 Squall ~いくつもの恋をして~
それからの月日は一日一日を大切に過ごした。
タイムリミットという言葉がこうも悲しい響きなのかと痛感した。
課長とはもう一緒に住んでいるような生活だ。
KennyとSalaとも時間があれば逢い
少しでも多くの思い出を作ろうと過ごした。
会社でのみやちは、やっぱり日本に来て良かったと思えるやつで
誰よりも思い出深い人なんだと思う。
みやちにもらったおみやげのグラスを見るたびに
絶対に思い出し
本当に助けてもらってばかりだった生活に感謝し続けると思う。
送別会を開いてもらい
その時はちょっと涙が出た。
このまま日本でもいいじゃんって本気で思った。