【完】 Squall  ~いくつもの恋をして~



それからの月日は一日一日を大切に過ごした。


タイムリミットという言葉がこうも悲しい響きなのかと痛感した。


課長とはもう一緒に住んでいるような生活だ。


KennyとSalaとも時間があれば逢い


少しでも多くの思い出を作ろうと過ごした。


会社でのみやちは、やっぱり日本に来て良かったと思えるやつで


誰よりも思い出深い人なんだと思う。



みやちにもらったおみやげのグラスを見るたびに


絶対に思い出し


本当に助けてもらってばかりだった生活に感謝し続けると思う。



送別会を開いてもらい


その時はちょっと涙が出た。


このまま日本でもいいじゃんって本気で思った。





< 443 / 453 >

この作品をシェア

pagetop